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かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける
中納言家持(大伴家持)
百人一首にも載っている有名な歌です。
かささぎというのは鳥の名前。七夕に織姫と彦星を会わせるために、かささぎが翼を連ねて橋を渡した……という中国の伝説からきていて、それが天の川になったのだそうです。
そんな天の川の、冬の光景。冬の空の星々を霜に例えていて、なんだかとてもロマンチックですねぇ。
冬の恋ということで、好きな曲BUMP OF CHICKENの「スノースマイル」の歌詞をまんがの中にしのばせてみましたが、お分かりいただけだでしょうか。
ここまで話しておいてなんですが、「かささぎの渡せる橋」って、宮中の橋を指しているという説もあるみたいです。
そうなると普通に宮中が凍っちゃった歌になるけど……冬の七夕伝説の方が素敵だから、そっちの方が良いなぁと個人的には思います。
【まんが】水の泡渦巻く激しい天の川…!?の歌 天の川 水泡(みなわ)さかまき ゆく水の はやくも秋の 立ちにけるかな 源実朝 天の川といえば大河の印象(だって彦星と織姫が渡れないくらいですし…)ですが、水の…
こちらは急流のような天の川の歌です。
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