宿にある 桜の花は 咲きにけり 千歳の春も 常かくし見む
源実朝『金槐和歌集』賀
『金槐和歌集』の中の「賀」という、おめでたいテーマの歌を集めた部に入っている歌です。
桜の花は、散っていく儚さもありますが、いっせいに咲いた時の晴れ晴れとした嬉しい気持ちは、日本人ならみんな味わったことがあるものですよね。
この年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放映中の春で、ドラマでは頼朝公が幕府をつくったり、木曽義高殿と大姫の悲恋の辺りだったでしょうか。
実朝ファンの私は、実朝公登場の秋を今か今かと待ちつつ、鎌倉時代が脚光を浴びるのは結構めずらしい(笑)ので、そんな素晴らしい年の春を祝うつもりで描きました。
桜の花、一つ一つ描くのが大変でした…!桜って、とっても綺麗で大好きなんですけど、写真で撮るのも、絵で描くのも難しい花なんですよね…。
実朝公と一緒に遊んでいるのは、童舞(子供が舞う舞楽)の胡蝶(こちょう)と迦陵頻(かりょうびん)の格好をした桜の妖精さんたち。この舞楽の衣装もとっても可愛らしくて大好きなんです。
【3本立て!】実朝公の桜の歌三首 大切な人たちの思い出と一緒に…… ※ちょっと熱が入りすぎました。この記事。 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まり、 こんな実朝公の桜の和歌でお祝いした一年後の桜の…
こちらも実朝公の桜の歌です!
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