きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む
後京極摂政前太政大臣
百人一首にも入っている有名な歌です。
作者は、すんごい長い名前がついていますが、本名藤原良経さん。
百人一首を編纂した藤原定家が仕えていた人で、和歌も漢詩も書道も上手なスマートなおぼっちゃんです。
さてこの歌は秋の虫が寂しげに鳴いている中で、自分もひとりぼっちで寝てるよ……という超寂しい歌なんですが、最近私、秋の夜の帰り道に思ったんです。
意外と秋の虫って、結構にぎやかだ……と!
とくにうるさいにぎやかなのは外来種のアオマツムシ(リーリーリーって鳴くやつ)。
良経さんの時代には居なかったと思いますが、こいつがいればもう少し寂しくなかったかも……!?
私は「チッチッチッ……」と可愛く鳴いてるカネタタキという虫が大好きです。鳴き声が寂しげでこの歌にもぴったりです。
こちらの動画でよく聞こえます!
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