【まんが】つくしって、春の女神さまの筆かも。

ひめ

なんだか可愛くてファンタジー。とても好きな歌です!

佐保姫の 筆かとぞみる つくづくし 雪かきわくる 春のけしきは

藤原為家

作者の藤原為家さんは、あの『百人一首』を作った藤原定家さんの三男です。

佐保姫は、春をつかさどる女神さま。

春霞の衣をまとっているとか、佐保山の霞を織っているとか、色々と春の女神さまらしい姿が歌に詠まれています。

それにしても、つくしって「土筆」と書きますが……それを佐保姫の筆に見立てるとは、なんて可愛らしくて、素敵な発想でしょう。

つくしが佐保姫の筆だよ、と言っているような歌は他に見当たらないので(もしありましたら教えてください!)、為家さんのオリジナルの発想なのでしょうかね……?

つくしの筆を使って、春のいろいろなものを染め上げていく佐保姫さまが浮かんできて、とっても絵本的で素敵な設定だなぁと思うのです。(いつかこれを題材にした絵本を作りたいと思っています!)

この時代は、つくしを「つくづくし」と呼んだそうで、それもなんだか可愛い響きで良いですね。よりすくすくと天に伸びていく様が表れていると思います。

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