【まんが】月の都のこおろぎの歌

秋の夜の 月の都の きりぎりす 鳴くはむかしの 影や恋しき

源実朝

月の宮殿に住んでいるこおろぎが、地上にいた時の月を懐かしんで鳴いている……という、絵本のような世界観の歌。

どこか、かぐや姫の話を彷彿とさせる物語ですね。

自分は地上にいるわけなので、同じように地上のこおろぎが月を懐かしんでいる……という設定にしそうなものですが、自分も月に飛んで行って月から地球を懐かしむようにしたところが面白いです。

それにしても、秋のこおろぎの鳴き声って本当にさみしげで、たしかに「遠い故郷を懐かしんでいる」ようにも聞こえてきますね……。

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