ふわっと秋に包まれて……初秋の鎌倉・萩の花ツアー【①海蔵寺編】

長崎旅日記がはじまったばかりではありますが…… ↓

目次

萩の名所の二つのお寺をめぐるツアーだよ!

ぜんぜん役に立たない地図
ひろもと

ひどい……

さねとも

実際にお越しの際はちゃんとした地図をごらんくださいね!(ごめんなさい)

万葉集にもたくさん詠まれていた、秋を代表する花「萩」

なんだかふわっと幸せな気持ちになる、素朴でかわいらしい花です。

秋の花……と言いつつ実は9月ごろが旬なので、残暑に油断しているとあっという間にシーズンが終わってしまいます。

今年もそんなことになりそうだったところ、「あ!」と思い出して、急遽「鎌倉・萩ツアー」へ行ってまいりました!

いろとりどりの四季の花にぎわう!のどかな海蔵寺

鎌倉駅の西口から寿福寺方面へ。

実朝くんとそのお母さん(北条政子)のお墓がある寿福寺や、彼岸花の綺麗な英勝寺阿仏尼さんのお墓などなどを左手に通り過ぎ……

レンガ造りの「扇ガ谷ガード」が見えてきたら左へ。

その後10分から15分道なりに歩けば……

さねとも

はい!海蔵寺につきましたー!

ひろもと

お!山門前の階段のところに見えるふさふさが、萩ですかな!?

このふさふさの萩の花の中を、通っていきます。

左右から飛び出した萩の茂みに、まるで包まれているよう。

このときのなんともいえない幸せ感が、萩の花が大好きな理由の一つです。

萩ってひとつひとつは小さい花なんですが、たくさん集まってなんともやさしい空間をつくりだしているんですね。

そこに秋のはじまりの空気が漂っている気がして、残暑に疲れた身にとっても沁みるのです。

さねとも

古来歌に詠まれ、日本人に愛されてきたわけがわかる気がする……!

ただ、ハチさんも萩の花が大好きと見え、そこらじゅうでブンブンしてるので要注意です(笑)

やさしさに包まれて……ならぬ萩に包まれて、いざお寺の中へ!
秋空の下、せっせと働くハチさん
足元にシャイな感じで咲いているのは、リンドウの花でしょうか……?
虫食いのあとも味わいのある、芙蓉の花
凛と咲く桔梗……ん!?誰かいる!
2020年大河ドラマ「麒麟がくる」主役の光秀さんから一足お先にご挨拶!
どなたかは存じ上げませんが……やさしそうなお方がみどりに包まれていた
お寺の創建に関わった上杉氏定さん(手前左)と源翁禅師(右)といっしょに
本堂の横側には、やぐらと神社とドライ(気味)あじさいが!
ひろもと

萩を見に来たのですけど、いろんな花が咲いていてあちこち目移りしてしまいますな〜

手入れが行き届いた綺麗なお庭は、どの季節に来ても四季の花でにぎわっています。

駅から少し距離があって人もそんなにたくさんいないので、花や虫に囲まれてついついのんびりしてしまうお寺なんですよね……(いい感じのベンチもいくつか置いてあります)

ノウゼンカズラとすてきな灯篭
赤い番傘からのぞく鐘楼……和ですね〜
さねとも

ほかにも井戸があったり……見所が多すぎて、当初の目的を忘れてた!笑

そうだ、萩を見に来たんでした

ひろもと

万葉集の一首ですな

さねとも

恋人が髪に挿した萩の花に置かれた露を月がさやかに照らす……なんともロマンチックで、繊細な美しい歌ですね!(今は昼だけど……)

萩の写真と上のイメージ図で、頭の中でご想像いただければと思います(恋人……もしくはお気に入りの芸能人とかで。笑)

やさしいピンク色と、一面のみどりに心癒されます……

そしてぜひぜひご体感いただきたいのが、風が吹いて萩がいっせいに揺らぐ瞬間。

このときこそ、「うわーー、秋だぁーーー!!」感がはんぱないのであります。

……超一瞬でしたが、雰囲気だけでも伝わりましたでしょうか……!?

萩の葉っぱかと思ったらモンキチョウがお食事中でした

さて……本堂へお参りもして、ピンク色の萩と秋の草花もたっぷり堪能したところで、そろそろ次の萩スポットへ向かいましょうか。

さねとも

みなさんありがとう!

ひろもと

季節が変わったらまた参ります〜

というわけで、花あり、井戸あり、仏像あり……とみどころたくさんの海蔵寺でした。

どんな季節に行っても、その季節その季節の草花に出会える素敵なお寺です。

萩の名所なだけあって、山門へ向かう階段のボリューミーな萩トンネル(左右だけですが)は圧巻!

ぜひぜひ萩の季節に行ってみてください(私の行った9月20日だと、ほとんど綺麗だけどところどころ枯れ始め……といった感じでした)

ピンクの萩がお見送り。次のスポットは、白い萩の名所!

さて、昼下がりの光の中、次なる萩スポット・宝戒寺へと向かいます。

次の記事につづきます↓

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