↓こちらの記事のつづきです。

その道すがらすら味わいのある、古都鎌倉。
味わいすぎて本記事では目的地の宝戒寺へたどりつけなかったので、【道草編】ということで……(次記事で完結の予定です!)
海蔵寺からほどちかく!隠れた名所「扇ガ谷ガード」
来た道をもどり、今度は「扇ガ谷(おうぎがやつ)ガード」をくぐってひたすら若宮大路の方向に向かってゆきます(超ざっくり)

来るときもちらっと見かけたレンガ造りの「扇ガ谷ガード」。

古い時代のものなのでしょうか?年季の入ったレンガに苔が映えて(&生えて)、とても良い感じなんです。
道の脇には水が流れていて、ガードに反響するせせらぎがなかなかのα波。
またまた短い動画を撮ってきたので、聴いてみてくださいね。

ゴジラの映画にも出てきたのだとか……さりげなく通り過ぎていたけど、実は隠れた名スポット!?



住宅地をひょいと曲がったところにあるからと言って、あなどってはいけない……鎌倉はそういう街です(「そうだ 京都、行こう」のパクり)
道で出会ったおもしろ植物に道草が止まらない!(草だけに)







染色につかえる



だがものすごい毒を持っている



ゴボウとは無関係





これね、ずっと由来が気になってたんだ



もともと実がたくさんなるという意味で「紫重実(しきみ)」だったところ、なまって「紫式部」になったらしいですよ



絶対そっちの方がかっこいいよね……なまってよかった!





爆ぜる蘭……わかりやすい!線香花火みたいだよね



その他、三時に咲くことから「三時の貴公子」「三時のあなた」「三時の天使」などの別名もあるそう(本当)



歌謡曲みたいだね
ちなみにこの写真を撮ったのは14時半ごろ。
花が咲いてないところをみると貴公子さん、かなり時間に正確……!?





気になるネーミングですが、由来は不明だそうです



その昔この植物が邸宅に生えると家主は出世し御殿が立つが、これを引き抜くと貧乏になると言い伝えられていた。人々は畏敬の念を込め、紫色のこの植物を「紫御殿」と呼んだ……とかどう?



座敷わらしみたいですね





盛夏を盛り上げてくれたこの花も、秋空の下でみると感慨深い……



さねともさまが片手に抱えてるそれ、何です……?



うきわです
梨木香歩さんの小説『家守綺譚』で、主人公の綿貫くん(人間)がサルスベリの木に「懸想」されてる話がありました。
あと葛飾北斎の娘を描いた杉浦日向子さんの漫画のタイトルが『百日紅』ですね。
なんかこう、作家を惹きつける魅力があるのでしょうね……。
夏が似合うさわやかな花なので、街で見かけるたびにはじけるような元気をもらってます。


調べてみたのですがあんまり自信がないです(植物博士の方教えてください)
なんだか可憐でかわいい花。



下野国(栃木県)で発見されたから「シモツケ」らしいですよ



下野国って足利くんが住んでるとこだっけ?



いやしらん





これはネットで話題の……「こっちみんな虫」!!!
……と、ついついオレンジ頭のこやつに気をとられてしまいましたが……(虫苦手だけどこの子は可愛いと思いますが、害虫なのだそうですね)
このムクゲもなかなかの役者でして、どの角度で撮ってもなかなか絵になるんですよ。







芙蓉とムクゲってちょっと似てるけど、葉っぱとかを見るとこれはムクゲっぽいですね
芙蓉の写真は前の記事にありますので、見てみてくださいね!


閉店してしまったようですが……「大佛茶廊」も素敵でした
植物との邂逅をかさねるうちに、なにげに若宮大路を超えて宝戒寺に近づいてきております。
宝戒寺へ駅から行く場合、鶴岡八幡宮の前を通っている道を右にずーっと行けばつきあたりが宝戒寺なのでとてもわかりやすいんですが
もうちょっと手前の小路を通って行くとさきほどのムクゲのような道があったりして、味わい深いです。
ムクゲの道をもう少し行くと、作家の大佛次郎さんの邸宅を使った古民家カフェ、「大佛茶廊(おさらぎさろう)」があります。……ありました。
けっこう前に一度行って、とても素敵だったのでまた行きたいなぁと思いつつその機会を逃していたのですが、知らぬ間に閉店しておりました。寂しい……。


かわいいです。


一度だけしか行ったことはありませんが、素敵な時間をありがとうございました。
またいつの日か、あの空間でお茶できたらいいな……。



大佛先生はさねともさまを主人公にした『源実朝』という小説を書いてらっしゃいますね



そう!それにお墓もいっしょの寿福寺にあるんです!
続くったら続く!!
……と、そんなこんなで宝戒寺の直前まで来ました。
思っていた以上に「道草」で尺取ってしまったので今回の記事はこの辺で。
次回、満を持して宝戒寺編です……!


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