先日の「海底神殿」とやら、どこから出てきたのかと思ったら、よゐこのマイクラ動画を見すぎたせいでした。
それはさておき、さっそくこれからこのブログでどんなことをやっていきたいかを、お話ししたいと思います!
メインはやっぱり和歌
和歌のことを知れば知るほど、そこに日本の大切な心が詰まっていると思いました。
シンプルな三十一文字だけど、中にはいろんな仕掛けが隠されています。一つの言葉がいくつもの意味を含んでいたり、他の歌にリンクするスイッチがあって、実は時空のひろがりがあったり。
行こう待庵 にじり口 くぐればそこは ユニバース
『たぶん利休七哲』TV神奈川「戦国鍋TV」より
そんな歌(music)がありました。とても狭い茶室には、「宇宙」が広がっている……千利休のわびさびは日本を代表する美意識ですが、制限することによってかえって広くて深い世界を生み出しちゃうという日本人の特技は、和歌のころからあったと言えます。
さらに、和歌にはものすごいパワーがあるのだと、古今和歌集の序文で紀貫之さんは言っています。
力をもいれずしてあめつちを動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれとおもはせ、男女の仲をもやはらげ、猛きもののふの心をもなぐさむるは歌なり。
『古今和歌集』仮名序 Wikisourceより(適宜漢字にしました)
なんかすごいかっこいい。まるで「魔法」じゃあないですか!和歌すごい。
これは、まだちゃんと深く調べられていませんが、「言霊」のことなんじゃないかと思っています。たぶん、和歌を作った人たち、そして昔の歌人たちは、短い言の葉に魂を込める術を知っていたんじゃないでしょうか。
日本は、「言霊の幸ふ国」なのだそうです。言葉が幸せをもたらしてくれる国。それを知っていて、なおかつ使いこなしていたものすごい人たちがこの日本に残してくれた置き土産が、たくさんの和歌なんじゃないかと思っています。
短くて美しい言葉にたくさんの思いを込める、和歌。その言葉は、人(のみならず鬼神)の心をやわらげる力を持っている。やわらげる、つまり「平和」「和風」の「和」です。それはきっと、「和」の国・日本が持っている本来の力。
なんか壮大な話になってしまいましたが、そんなすんごい魔法を持ってる和歌が、情報があふれすぎて疲れ切った今の日本……そして世界に、きっとひとすじの光をもたらしてくれると、真面目に信じているのです。
そんな和歌を、イン&アウト
そんな和歌のことを、もっと知って、消化して、昇華?したい!
和歌をインプットして、私なりのやり方でアウトプットする。アウトプットのやり方は、まだ試行錯誤中です。
- 絵
- 文章
- デザイン
自分が好きなこのへんのことを組み合わせて、面白いものを作っていけたらなーと思っています。
和歌の世界探訪ブログ
もっとマシなタイトルをそのうち考えます……。
これはシンプルに、自分が学んだこと、知ったこと、思ったことを、文章とイラストを使ってわかりやすく伝えたいというもの。そうやって人に伝えるべくアウトプットすると、一層理解が深まるそうです(期待)。
和歌絵巻
これもマシなタイトルを(以下略)
以前から、和歌や短歌や詩を題材に絵を描いております。
今後はもっともっと、踏み込みたいと思っています。ただ歌を絵であらわすのではなくて、絵と言葉が響き合うような、そんなビッグなドリームを描いています。
上の絵では言葉は淡々とフォントで打ち込んでしまいましたが、これももうちょっとなにかしたいのです。
kawakami daikiさんという方のデザインが好きでよく見ているのですが、こんな風に、「フォント」ではなく「かく(描く・書く)」ことに重点をおいた文字の文化が最近発展しているようです。(「かき文字」と言うそうです。『作字百景』グラフィック社 参照)
私はロゴデザインをするのはとっても苦手なのですが、でも、こんな風な方向に行きたいと思っています。和歌の言葉を、音を、グラフィカルに表現してみたいなぁ、と。
それでとりあえず、ユーキャンの「やさしいかな書道」を始める予定です。麻呂たちの作った美しいかな文字、これも、元祖「かき文字」!ちなみに書道も小学校の授業でやったきりです。ゴールは、近くはなさそうだ……。
そんな感じです。恥ずかしげもなく壮大な野望を語ってしまいましたが、実際恥ずかしいです。でも、これも一種の「言挙げ」……あれ、「言挙げ」ってしない方が良いんでしたっけ?いや、縁起の良いことは言った方が良い、ですよね……?
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