朝の連続ドラマ小説「スカーレット」に、どんどん惹きこまれる今日このごろ。
泣いたと思ったら笑わされて……良いようにこのドラマに心をもてあそばれてます(笑)


きみちゃん、がんばれ〜!私もがん、ばる……(毎日の私)
そして、このドラマの主題歌もとっても素敵なんですね。
superflyの「フレア」。「炎(flare)」と「自己実現(flair)」のダブルミーニングなんだそうです(良い言葉ですねぇ…)
そもそもドラマのタイトルが「スカーレット」って色の名前で、物語の随所に印象的なスカーレット色がちりばめられていて。
その「スカーレット」は、主人公と一体となって焼き物を作り上げる炎の色をあらわしています。
そして燃える炎は、ものをつくりたい、自分を表現したいという心の炎そのものでもある、という。
朝ドラといえばさわやかなイメージで、寒色系が多そうな感じ(※個人の感想です)な中、あえての真っ赤なスカーレット色と、燃える炎を打ち出してきたところに……



しびれちゃう!(センスが素敵すぎて)
そして、自分を表現したい気持ち、創作意欲を炎でたとえるのが、なんだかすごくうまいなぁと思ったんです。
創作意欲ややる気は、炎のようなもの
きっと心の中には、火の神様が住んでいるのでしょう。


そもそも私は、心の中のやる気っていうのは湧き水みたいなものだと思っていたんです。
じわじわと体の中から湧き出てくるイメージ。
でも、なんか違う。湧き水みたいにほっといてもどんどん湧いてくる感じじゃなくて……


炎を燃やしつづけるためには、空気がいる。
空気がなければ燃え尽きる。
強い風や雨嵐でも燃え尽きる……。


そうそう、こんなこともよくあります。






火起こしするのはそれなりに時間がかかるのに、ちょっとしたことであっという間に弱火になるのほんとうにやめてほしい。
心の炎に振り回される日々
そんなこんなで、私はいつも心の炎の火加減に振り回されています。
急にキャンプファイヤー始まったかと思ったら、数時間後には超弱火になっていたり。
でも、ひとつだけたしかなことがあるとすれば……


私は3月に会社を辞めたあと、しばらく夢のニート生活を送っていました。
鬼のように時間がある!さぞかしたくさん素敵なものを作れるに違いない!
しかしできあがったのは、豊富だった時間にまったく比例しない、ほんのすこしのしろもの……。
この期間、時が経つにつれて、心の炎がどんどんどんどん弱火になっていったのです……。
むしろ会社にいた時の方がいろいろ作れてたんじゃないか……?(小声)
そんな懸念を証明するかのごとく……
今度はアルバイトを始めたら、炎が消えかかりそうになることもある反面、それなりに強い炎も現れたりしてきたので、「ははあん」と思いました。


エド・スタッフォードさん……(動画めっちゃ好きです)
しかしストレスが行き過ぎると、今度は強風によって心の炎が消えてしまう。
空気はすすんで受け入れても、それが火を消してしまいかねない嵐や強風だったら、自分で心の炎を守ってあげる……そんな感じ?



むずかしいなぁ……
振り回されるから、おもしろい?
2日ほどかけてじっくり起こした火が、よりによってバイト始まる直前にピークを迎えてキャンプファイヤー級に燃え上がったので、切なくなってこんな記事を書きました。
バイト終わっても一応炎は残っていたけど、若干トーンダウンしてた。
でも、悔しいけど、きっとバイト前のストレスが最高の酸素だったんだろうなぁと思うと……



むずかしいなぁ……(二回目)
燃え上がった瞬間にすぐ制作にとりかかれればいいが、用事前や外出中に一番燃え盛ることが多い様な気もする……(外の方が刺激は多いから、当たり前ですかね)
いっそコンロのように自分で調節できれば良いのに。
と、思わなくもないですが


焼き物だって、野生の生き物みたいな炎と向き合って作るからこそ、素敵なものができるんだからね……!(NHKさん、今良いこと言いましたよ!)
じっくりじっくり、焼き物をつくるように、この気まぐれな心の火の神様と付き合っていきたいと思います。
炎のような女性といえばこの人
ところで、心の炎の話してたら、こんな短歌を思い出しました。
ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟
ああさつき フランスの野は火の色す 君もコクリコ 我もコクリコ 与謝野晶子
コクリコっていうのは、ヒナゲシのこと。
燃えるように真っ赤なコクリコ畑の中に、晶子さんとあの人(鉄幹)。
「スカーレット」に負けず劣らず、強い赤色を持ってる歌。


私はいつも、ゲームなんかじゃ大体「炎タイプ」は選ばずに「水・氷タイプ」とか「風タイプ」とか選ぶことが多いんですが……
なんか「スカーレット」とか晶子さんの炎がちょっとだけ心に燃え移ったような気がして、この秋は「炎タイプ」の女になるのもいいかも、と思ったのでした。
そしてもっともっと炎を燃やして、このブログで自己表現していけたらいいな。
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