去る4月中旬ごろ、長崎県の五島列島に行ってまいりました。
人生の節目に行った旅、綺麗だけど明るい歴史ばかりではない場所。
心に響くことがたくさんありましたが、
- 「キリスト教」というのが自分にとって遠い存在であること
- 島の教会にこめられた想いの強さを、なかなか自分の中で消化できなかったこと
- あと建物を描くのが苦手なこと(たくさん教会が出てくるので!笑)
……などなどから、なかなか旅行記を記せずにいました。
でも、どの教会も本当に美しかったし、なによりもそれを大切に守りつづけている、島の信者の方たちの姿が美しかった。
なので、すべてをうまく表現できなかったとしても、旅で感じたことを丁寧にえがこう!それで伝えられることもあるかもしれない……と思いました。
長崎だけに長い記録になるかもしれぬ……
人生の分岐点、五島列島に呼ばれた!
3月に会社を辞めました。
いろいろあり身も心もよくわからん感じになっていたが、とりあえずリフレッシュしたかった。
そんな折、テレビ(NHK ニッポン印象派)で見かけた五島列島の景色。
満点の星空の下たたずむ無人島の古い教会や、かなしいほどに鮮やかな五島の夕日が疲れた心にしみる……。
高校のころ、長崎に行った修学旅行を思い出しました。
真夏の日差しの中、汗だくで友達とめぐった長崎市内。幻のチキンラーメン号(路面電車)。。。
そんな中でも、かわいらしくて、レトロで素敵な、でも重い歴史も抱えている大浦天主堂がとても好きでした。
大浦天主堂のような美しい教会がたくさんあると言う、五島列島。
きっと今の自分には、五島列島の「なにか」が必要なのに違いあるめえ!
というわけで……桜の散るころ、はるばる相模国から8時間かけて空と海を越え、肥前国は五島列島にむかったのでした。
鬼のように遠い
(でも「引っ越し大名!」見たあとだと8時間でもすごいって思えちゃう……)
船旅って新鮮です
(本当は家族旅行でしたが、まろ君の旅ということでお送りしております)
旅の前に、五島列島の基本情報をチェック!
どなた!?
鉄川与助と申しますー。よっちゃんでいいよ!
この中通島出身、長崎のたくさんの教会建築を手がけてきた名大工・建築家であります!
明治から昭和にかけて活躍されたものすごい偉大な方ですが、親しみを込めて「よっちゃん」と呼ばせていただきます。
五島列島は地図で言うとこのへんになりますー!
禁教下の江戸時代に、隠れキリシタンの人たちが移り住んだらしいですね(Maropedia参照)
今回はその中でも北側に位置する、「中通島」と「若松島」が舞台!このエリアに29もの教会があるよ。
上五島(かみごとう)と呼ばれるエリアですね。それにしても中通島って、十字架の形みたい……。
気持ちの良い快晴にめぐまれ、幸先の良い感じで五島の旅がはじまりました。
次回から教会編がスタート!
写真と「まろ君&よっちゃん」のイラストでお送りしていきます(*´﹀`*)
※教会内部は基本的に撮影不可です。
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