青春の日々の空の歌

ほととぎす そのかみ山の たびまくら ほのかたらひし 空ぞ忘れぬ

式子内親王

式子内親王が斎宮だったころ(十代ごろ)を思い返して詠んだ歌。

かみ山というのは上賀茂神社の奥にあり神がますとされる山のこと。

そこに旅で泊まったときのことを思い出しています。

青春時代、ほととぎすと「ほの語らった」という、空。

きっとその空は、どこまでも広がっているように感じられたことでしょう。

なんとも淡くてやさしい、ノスタルジックな歌の響きに、自分も学生時代の空を思い返してしまいました。

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