かすかな春をみつけた歌

色つぼむ 梅の木の間の 夕月夜 春の光を 見せそむるかな

式子内親王

梅の花のお菓子(「森八」さんの上生菓子「つぼみ」)を買いましたので、ぴったりの歌を探していてたどりついた歌。

ほんのりとうす紅色に色づいた梅のつぼみ。

そのあいだからのぞく月にも、かすかに春の色が宿っていることを見つけます。

梅がつぼみの頃って、まだまだ寒さも厳しく、冬のなごりに浸ってしまいそうなものですが……その中にわずかにさした春の色を、見逃さずにキャッチして美しい歌にしてしまう式子内親王。素敵です。

この歌をまんがにしてみました↓

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